ニュートレジャー。三種の神器(じんぎ)。

例年どおり、ニュートレジャーの授業に着いて行けなくなった、赤点取った、補講に呼ばれた、等と駆け込んで来る中高一貫校生の親子がチラホラ。

キッズ英語にも通ったし、ネイティブの英会話講師のもとにも通いました。それなのに何故って落胆のお母様。

単語や音にゲームや歌を通して慣れ親しむキッズ英語と、文法重視で大学受験に早い内から備えるニュートレジャーは対極にあるんですね。(まだ「書かせる」公文の方が近いかも) 

耳から入るのはネイティブの子供と同じ学習プロセスですが、彼らも、修学前には、正しい綴りと文法で書くことを学習します。この過程は誰でも避けられません。

巷のキッズスクール全てが悪いとは言いませんが、というより何をやっているか知りません、(保育がメイン目的でも無い限り)読み書きと話す聞くのバランスを重視した学校を選んでください。動詞の変化がめちゃくちゃの子供が多いです。また、How old are you? Please tell me about yourself. の質問にすら答えられない子供が居ました。せっかくのレッスン料を溝に捨てることにもなりかねません。

晴れてお受験に無事通り、ようやく子育ての苦労から一息付ける(塾代の工面も、これ大きい)と思いきや、恐るべしニュートレジャー。

「私立中高一貫は面倒見が良く補講が充実してます。塾代もかかりません。長い目で見て経済的です」って、(実際は)ちっとも違うじゃないとは、日本語教師のKEIKO先生のママ友。そうです。これを「お受験詐偽」と呼んでます(笑) 

大抵は、入学前の保護者会で、先輩ママから、「英語だけは塾に行かないと着いていけなくなる」と「情報共有」があるのですが、「家だけは大丈夫」って思ってしまうのですかね。

また、補講も二種類あり、夏休み等で誰でも参加可能な夏期講習的な補講と、成績下位の生徒だけが呼ばれる「落ちこぼれ組補講(平均点を20以上?下回ると呼ばれる?)」があります。

いくら無料でも、生徒は誰も参加したくありません。絶対嫌と、不登校の勢いです。ニュートレジャー採用校はご注意あれ。

入学前から先取りしてれば集団指導で何とか平均点は取れるのに、着いていけなくなってからだと、各学校でカリキュラムや進度が異なるので、個人指導位しか選択肢がありません。結果塾代も高くなります。追い付こうと必死で勉強しても、その2倍3倍のスピードで授業が進んでしまい、もはや回復不能に。長距離トラックで、隣を走っているのだが、実は一周も二周も遅れている、みたいな。英語嫌い決定。

病気と同じ、まず予防から。そこのところ是非ともご留意下さい。くれぐれもこじらせないように。

ニュートレジャーの教科書、文法問題集、ワークブック、この三冊を三種の神器て呼ぶそうです。


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